自転車選び④どこで買ったらええんやー
ピナレロオーナーのwajimaです。(`・ω・´)キリッ
近所の海まで、走ってきたときの写真です。
いや、今となってはお恥ずかしい。ピナレロって言っても、フラットバーのトレビソだし、ONDAフォークじゃないし、なんだか申し訳ない。
ベンツ乗ってます!中古のAクラスです!っていう感じ?
別に恥じてはいません。このバイク、大好きです。なにしろ、初めて自分で買ったスポーツバイクです。
けど、自慢するようなバイクではないと思います。ほんとに。。。
さて、今回は、自転車はどこで買えばいいの?と悩んでいる人に、私の体験を参考にしてもらいたいと思い、ブログを書かせてもらいます。
いまや、お買い物はネット通販が当たり前。
品揃え、価格、いずれも実店舗では敵いません。
しかし、自転車に限って言えば、ネット通販は最適解ではないのです。
理由は、2つです。
①多くのメーカーは、通販を禁じており、対面販売のみの流通しか許容していない。
②ネット通販で購入したら、自分で組み立て、整備、メンテナンス、ポジション出しなどをしなければならない
この2点です。
要は、②を素人にやらせて何かあったら、メーカーは責任を負えないし負いたくない。また、町の自転車屋さんが儲からなくなって潰れたら、メーカーも売れなくなって困る。という論法です。
まぁ、わかります。
でも、それはね、東名阪から広島、福岡、札幌、仙台までの大都市圏に近い所にお住いの、日本人大多数の人たちに当てはまる理論です。
大都会から遠く離れた、地方住民には選択肢がありません。
私は、奈良で生まれて、札幌に移住し、今は単身赴任で宮崎県に住んでます。
宮崎県は良いところです。海も山も近いし、食べ物も美味しいし、物価も安い。
衣食住で困ることは何もありません。
しかし!!!
専門性の高い趣味をやろうとしたら、お店がないのですよ!!!!
私が住んでいる、延岡市には、ロードバイクを取り扱うお店は4軒。
個人経営のお店が2つと、スポーツデポさん、サイクルベースあさひさんの4件です。
デポさん、アサヒさんは3つくらいしかメーカーの扱いがありません。私が欲しいメーカーの扱いはありませんから、完成車の購入店としては除外せざるを得ません。
あと2店は、個人経営のちいさな自転車屋さん。
定価で注文したら、私の欲しいメーカー品も手に入れられるかもしれませんが、店頭展示などもなく、予算もキツイので、初心者が気軽に行ける感じはしません。
ネット通販しか、ないやんけ!
これが、私の結論でした。
競技を本気でやるなら、これは間違いです。本気で自転車競技をやるなら、お世話になるお店を決めるべきです。これは、間違いありません。
そして、自分の体に合った機材を買って、ショップに調整してもらって乗るべきです。
道具を自分の体に合わせるのが最優先。
しかし、私の場合は趣味ですから、体を道具に合わせても良いのではないかと思ったわけです。
もちろん、全く合わないものを使うのは無しですが。。。
整備に関しては、DIYや機械をいじるのは好きな方なので、書籍やネットの情報、動画などで何とかなるだろうと楽観していました。
ここが、のちのち失敗の原因になるわけですが、それは、別の機会に書きます。
ということで、中古自転車の売買をしている専門ショップから、通販で購入することにしたわけです。
検索技術を駆使して、自分の予算に見合う、良さそうなバイクを探します。
そして、見つけたのが、ピンクのトレビソでした。
3日ほど悩んだ挙句、酔った勢いでポチりました。。。7万円程だったと思います。
配送まで、1週間ほどかかるとの事。
その間に、必要な工具や、自転車用品をネット通販。
ペダル、ペダルレンチ、アーレンキー(六角レンチ)、サイクルコンピュータ、ライト、ボトルケージ、サドルバッグ、空気入れ、工具セットなどなど。。。
テンションが、どんどん上がっていきます。
そして、ついに念願のトレビソが我が家にやって来ました!!
組み立ての様子とか、写真に撮れば良かったんですが、あまりに興奮して、早く乗りたかったので、速攻で組み立ててしまいました。
やった作業は、以下の4つです。
①ハンドルの取り付け。方向と角度を決めたら、ネジを締めるだけ。
②前輪をフォークにハメてクイックリリースを締めるだけ。
③サドルをシートチューブに差し込んで、アーレンキーで締めるだけ!!
④ペダル(別売り)を取り付けるだけ!(ペダルレンチでネジを締める)
超簡単。誰でも出来る。なぜ、自転車をネット通販させないんだー!と、思ってました。
舞い上がってました。なめてました。
しかし、今になって(購入して半年ほど経ってます)思います。
たったこれだけの作業しかせずに乗り出したのかと思うと、ゾッとします。
よく死ななかったなと思います。
のちのち、大変な目に遭うわけですが、それは別の機会に。
では、今なら、乗り出す前に、どう言う作業をするか、大雑把に述べますと、
①ブレーキワイヤー、シフトワイヤーを全部外す
②ヘッドパーツを全部外す
③チェーンを切る
④クランクを外す
⑤BBを外す
要は、ほとんど全部バラします
⑥ヘッドパーツのベアリングのグリスアップ
⑦ヘッドパーツの組み付け、玉当たり調整
⑧BBのグリスアップ、組み付け、玉当たり調整
⑨ブレーキ、シフターのインナー、アウターワイヤー新調、長さ合わせ、アウターワイヤーのヤスリがけとオイル吹き込み、根元のグリスアップ、取り付け
⑩ブレーキ調整、ブレーキシューの調整、前後ディレイラーの調整
あとは、ホイールの振れ取りは、振れ取り台を持ってないのでショップに依頼。
あとは、滑り止め処理を施すネジ以外は、ボトルケージのネジとかグリスアップして、ネジの防錆、固着防止と、フレーム内部への防水処理を施します。
最後の仕上げに、全てのネジをトルクレンチで適正トルクで増し締め。
ショップで落ち度がないか、点検。
作業内容について、相当、簡単に書きましたが、ここまでやって、はじめて、ロードバイクに命を預けられます。
メーカーがショップに適切な整備済みの車体を対面販売しかさせないという意味が、半年たって、意味がわかりました。
これらの整備をせずに、ハンドルと前輪とサドルをネジで締め付けて取り付けただけの車体で、私は走り出したのです。
はじめてのスポーツ車。快適に感じました。
羽が生えたように軽い!!
最初の数日は、幸せでしたが、その後、整備不足による悲劇が。。。
つづく